デザイン・イット(Design-IT)とは設計(Design)とIT(情報技術)を繋ぎ、上流工程である設計から製造業全体のスピードアップ、品質向上、収益の改善を行えればとの思いを込め付けました。
デザインとは外観・意匠と捉えられがちですが、私が考えるデザインは企画構想から製品出荷・サービスまでを含めた一連の設計業務と考えています。ただ形を作る、ただ図面を書くだけが設計ではなく、マーケットの要求を仕様に落とし込み、社内の持つ技術を合わせ形にしていく。できあがった製品は消費者の手に渡り、再びマーケットの反応を受け、要求仕様に落とし込んでいく。この循環全体がデザインであり、設計部門はこの循環を常に意識しておく必要があると考えています。
ITは私が業務の中心としている3次元CADを含めた、情報技術を構成するツールです。3次元CADは設計ツールとして優秀ですが、コミュニケーションツールとしても優秀です。今まで2次元の3面図でしか設計意図を伝えれなかったものを、3次元のモデルを用いて図面化の前に関連部署に設計意図を伝えることができます。作ったモデルは図面だけでなく、解析、加工データ、資材調達、営業、サービス、あらゆる場面で活用出来ます。
設計(Design)とIT(情報技術)を繋ぐとこ。設計支援の大きな柱となるはずです。
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